ぱどま堂の日々

小金井市で はりきゅう・アーユルヴェーダ・ヨーガ・インナーチャイルド癒し

アーユルヴェーダではコーヒーは毒??

院長の次番先生からご質問を頂戴しました。
「私はコーヒーが大好きなんですが、アーユルベーダ的にはどうなんでしょう?身体にはあんまり良くないですかね?」

コーヒーはINDIAN MEDICAL PLANTSというアーユルヴェーダの薬用植物辞典にCoffea Arabicaとして載っています。片頭痛・喘息・百日咳などにいいと書いてありますが、単独で薬として使用することはありません。
コーヒーは「刺激物」のひとつ。つまり身体も精神も刺激するのです。強烈な苦味と酸味がありますが、この「強烈さ」がvata/pittaを悪化させます。どんより鬱状態の人はkapha優勢なのでコーヒーの強烈な刺激でシャキッとしますが、身体の痛みや月経生殖器障害・胃腸障害・皮膚障害・肝炎などの方は飲まない方が無難です。

また、これはアーユルヴェーダではありませんが、研究によるとせっかく良質な食事を摂ったとしても、食後のコーヒー一杯により食物中のミネラルは十分吸収できなくなるそうです。「西洋からきた悪しき習慣だ」という研究者もいます。

ホメオパシーにはコフィアというレメディがあります。ホメオパシーは全て毒から作られます。つまりコーヒーも摂りすぎが毒になるのでレメディになるわけです。また、レメディを飲んでいる間はコーヒーは禁止という場合がありますが、これは強烈な刺激によって口腔内や鼻粘膜のセンサーがレメディの情報を受容しなくなるからだそうです。

コーヒーは嗜好品ですから嗜む程度がお薦め。1日1杯。強烈な苦さと酸味を抑えるためにミルクと砂糖を必ず入れて飲みましょう。ただ、現在は冬ですので毎日はだめ。ただでさえvata憎悪中です。またミルクは飲み合わせが難しい食品です。必ずコーヒー牛乳は単独で飲んで下さい。何かを食べながら飲むと未消化物(AMA)になります!

ただ女性はコーヒー中毒の方多いんですよね。
1日1杯、できますか?