ぱどま堂の日々

小金井市で はりきゅう・アーユルヴェーダ・ヨーガ・インナーチャイルド癒し

意識

ぱどまの会では、スパイス料理教室を年に数回開催させて頂いています。
ただ私は料理人でも料理研究家でもありません。ヴァージカラーナ(セックス科学)とか、心や体の痛みにどう対処するかとか、霊性の向上とか、皆さんが自分らしく生きるためのお手伝い&ご指導が専門です。だから、ぱどまの会の料理教室はお料理の技術的にはナンチャッテなとこが多々あります(笑)


でも料理教室、結構人気です。おまけに毎回半数以上が男性です!!!


理由は、私達の料理に対する意識にあります。


アーユルヴェーダでは
「食事・睡眠・性生活が健康を補助する3つの柱である」といいます。


そう、食事もセックスも、どっちも同じくらい大事なんです。
そして、どっちも技術よりも大事なものがあります。


それについて、曹洞宗の開祖・道元禅師のお話を少しだけご紹介します。


道元禅師は中国各地の道場を訪ね、修行を重ねておりました。
ある日、ある寺でこんなことがありました。
暑い日の昼間、腰の曲がった老典座が杖をつきながら汗だくになって本堂の脇で海藻を干していました。
みかねた道元禅師が、
「こんな暑い日ですから、誰か若い人にでもさせるか、せめてもう少し涼しい日にしたら良いのでは」と声を掛けると、
「他(た)は是吾(これわれ)にあらず 更(さら)に何(いず)れの時をか待たん」
(他の者にさせたのでは自分の修行にならん、今せずにいつするというのだ)
と返されました。
道元禅師は大きなショックを受けました。


食事を作る、食事を頂く。
そしてセックス
睡眠
日常生活の当たり前をどのように意識するか。意識の仕方によって、きっと全てが変わるのだと思います。

たかが意識、されど意識、なのです。