ぱどま堂の日々

小金井市で はりきゅう・アーユルヴェーダ・ヨーガ・インナーチャイルド癒し

汗は焦るけど大切

汗をかかない人が最近多いそうです。
TV番組でも「上手に汗をかきましょう!」と対策を紹介しているようです。
汗は恒常動物にとっては大切な機能です。常に体温を36.5℃近辺に保ち体内環境の正常化を維持させる、なくてはならない機能。外気が高温になったり、運動など代謝のUPによって上がった体温を、汗が蒸発する時の気化熱によって下げるのです。
つまり下がらないと各細胞は機能維持不可能となり、死滅するのです・・・・

熱中症は体温が上昇した時に体温中枢が反応し→汗をかく→脳の‘乾き中枢‘が信号を出す→「喉が渇いた!水~!!」と感じる→水分を摂取する。これで防げます。
高齢化すると‘体温中枢‘や‘乾き中枢‘の反応が鈍くなり、熱中症が増えてくるといわれています。

さて、汗ですが、、、皆さん!いい汗かいてますか?
いい汗とは、サラサラしてて体表でサ~ッと乾燥する(つまり蒸発する)汗。ショッパすぎるのも濃すぎです。

某番組ではHOT YOGAは汗をかくのに良い、といってましたが、通常のヨーガで十分だと私は思います。
常温の風通しの良い場所で行うヨーガ。シャバーサナの時に涼しさを感じる方がほとんどです。そして、終わった後にシャワーを浴びなくても、皮膚はサラサラしてます。そう、良い汗をかいている証拠。
そして本物のヨーガは、心の汗も蒸発してくれます・・・(昔「涙は心の汗だ~♪」という歌がありました(年齢がばれるかしら。。))

発汗では体内毒は出ない、といいます。でもヨーガによる汗は、精神や魂のデトックスには確実になるのです。
(HOT YOGAで精神や魂の浄化ができるかは疑問ですが。。。)

アーユルヴェーダでは「発汗法」という治療方法を大変重要としています。その種類も様々。サウナやホースで蒸気をあてるものから、薬草のお風呂など日本では馴染み深いものも治療法として古典に記述があります。

アーユルヴェーダの知恵が、日本の熱中症予防に役立つかもしれません。。。