10月に入り、インドはお祭りシーズンに突入しました。
女神を祝うNAVRATRI・ナヴァラートリ（意味：9日間の夜・今年は10月13日(日本時間14日)から）がスタートすると大都市も小さな村も祭りムード一色になります。
インドでの滞在が長くなると、人々にとって信仰が特別なものではない事を実感する出来事によく出会います。それは、ちょっとした会話や、ちょっとした行いなど、普通すぎて見逃してしまうようなものの中に見えてきます。信仰に対して気負いがなく、神の存在が当たり前なのです。
１０数年前にデリーでアーユルヴェーダの大学に通う日本人に会いました。その彼女の患者さんが立ち話でこんな事を言ったそうです。
「死ぬのが怖いってどういう意味？だって指を鳴らしたらバグワンガルにいるんだよ。凄くない？」
バグワンガルとは神の家という意味です。パチンと指をならす一瞬、まさに刹那の内に、神様の御家の門の前に立っている。それが怖い事だというイメージがない、と患者さんは言うのです。
立ち話で、という点に気負いのなさが表れています。でも、だからといってふざけているわけでもないのです。緊張感はあるのです。
この肩の荷が下りた感じ＆怖れではない緊張感が、私をインドに引き寄せるのかもしれません。
Happy Navratri,201510月の定休日は毎週月・火曜日＆第３日曜日です
2日(金)4日(日)11日(日)は講義＆ヨーガ教室のため治療院はお休みです
